陪審制(Jury system)
日本では、重大な事件に対して、裁判員裁判制度が(もう少しで10年となります)が導入されました。
公平な裁判、民意を取り入れて行う裁判を実現する為に取り入れたのが裁判員制度なのであろう。
しかし、
重大な事件というのはこの国では死刑を伴う可能性があるという事を忘れてはいけない。
無作為に選ばれた一般人数人が、この人は死ぬべきだ!!死なないべきだ!!と白黒をはっきりつけて、明確な意思を表明するのです。
無作為で選ばれているのに、その選択を決定するのは非常に考え深い物があります。極論、逃すか殺すかの判断をしなければならないから。
良いも悪いも抜きにしてイギリス、アメリカの法に習って導入されたのだろう。
日本の司法
10年前までの司法裁判は全ての事件において、検察vs被告人であった。
もちろん被告人には弁護士が付く。この戦いに素人(被告人)がプロ(検察)に勝てる訳がない。
サポート役といいましょうか、弁護人(プロ)が素人(被告人)を助けるわけです。
そして裁判官数人がこの戦いに対する判断を考え、判断を協議し、判断を伝え、判断を下す訳です。
ここ10年で始まった裁判員制度
裁判員と裁判官の過半数の賛成が必要で、裁判員と裁判官のそれぞれが1名賛成しなかればならない。そうじゃないと罪は成立しない。
つまり、
上記しました裁判官が判断を下す工程プラス、裁判員も同じ工程をたどって、裁判官と裁判員の意見で判断を下すのです。
裁判員制度はまだまだ問題だらけです。(良い考え方なので、僕の意見としては根本では賛成派です。)
まず、無作為ですから
「こんなのに参加させられたらたまったもんじゃないよ、全てにおいて全然興味がない。」
と思う人がおそらく多数派ではないでしょうか?
何せ、面倒臭いと思う人が多いと思います。
しかも、参加しないといけないという出頭義務があります。
以下条文
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律
第52条
裁判員及び補充裁判員は、裁判員の関与する判断をするための審理をすべき公判期日並びに準備において裁判所がする証人その他の者の尋問及び検証の日時及び場所に出頭しなければならない。
出頭しなければならない。と強く書いているわけです。
僕の意見
法律の名前が長いわぁ。
もし、出頭せなあかん様になったら面倒臭いし、人の生き死について考えなあかんようになるし。最悪やぁ。
しかもまったく興味のない事件やったらどうしよう。眠たくなったりしたらどうなるんやろ、ものすごい周りから避難されるんじゃないかな?傍聴席の人から笑われたりするんかな?
はぁ〜面倒やなぁ。
疲れましたので一旦切ります。
すいません、ジュリーシステムまでに辿り着く前に疲れてしまいました。裁判員制度はジュリーシステムに近づこうとして作られた法律なのでしょう。ジュリーシステムの成立を知り、理解を深める事で、面倒と思っている裁判員制度を良いように考えれるようになるのかも知れない。
また、タイトルを付けたからには、書いていきたいと思っております。
参考文献or動画